体調不良のまま運転することで招く危険性とは?
体調が優れないときに運転をすると、思わぬ事故につながるリスクが高まります。しかし、状況によっては運転をしなくてはいけないというケースも少なくありません。その結果、判断力や集中力が低下した状態で運転を行い、大事故を起こしてしまうドライバーも見受けられます。
本記事では、体調不良のまま運転することで招く危険性とについて紹介します。

1. 体調不良による交通事故
普段から体調管理に気をつけていても、突然の風邪や頭痛、胃痛などに見舞われることは誰にでも起こりうることです。少しくらいの症状なら休まず運転できると過信してしまう方も多いかもしれませんが、実際に体調不良が原因となって交通事故に至ったケースは少なくありません。たとえ、風邪であっても、発熱やめまい、咳などの症状があると、安全運転に必要な注意力や判断力が下がる可能性があります。特に複数車線の道路や夜間の運転が必要なときには、少しの運転ミスが大きな接触事故や追突事故を引き起こす要因になります。リスクがある中で運転をし続けることは、ドライバー本人だけでなく、同乗者や歩行者、他の車両を巻き込む可能性があるので危険な行為です。
2. 体調不良のまま運転すると
体調不良時に運転を続けると自分の体調面のことで頭がいっぱいになり、前方や左右後方の確認がおろそかになりがちです。その結果、合流や車線変更の際に周囲の車との距離感覚が掴めなくなることがあります。さらに、体がだるかったり頭痛があったりすると、運転する姿勢が崩れてしまうことが多く、ペダル操作やハンドル操作が正確に行えなくなるリスクも高まります。長時間の渋滞や走行中に高熱や胃痛などに襲われると、運転席でじっとしていることができず、追突や接触を招く確率は高まります。たとえ軽い症状であっても、体調不良を感じたら早めに休息を取ることが大切です。
3.高齢者だけが体調不良による事故を起こしやすい?
高齢のドライバーが、体調不良によって事故を起こしたニュースを見たことはありませんか?
高齢者は持病を抱えていることが多く、高齢者の体調不良による事故が話題になることがありますが、実際には、若い世代でも体調不良による事故を起こすリスクは十分にあります。例えば、日々の疲れやストレス、寝不足などが重なれば、集中力が低下して重大な事故につながる恐れがあります。自分では大丈夫だと思っていても、意外と注意力が散漫している状態かもしれません。高齢者に限らず、誰もが体調の変化によって交通事故の当事者になるリスクを抱えていることを忘れてはいけません。
4.長距離運転で体調不良になることも
長距離運転は体に負担がかかり、体調を崩すケースがあります。特に休憩や水分補給を怠ると、脱水症状や頭痛を引き起こすリスクが高まります。冬場であっても車内の暖房で乾燥しやすく、喉の痛みや倦怠感を感じる場合も少なくありません。長距離運転による体調の悪化を防ぐためには、こまめにサービスエリアやパーキングエリアへ立ち寄り、ストレッチや水分補給をすることが重要です。長時間運転すると血の流れが悪くなり、肩こりや腰痛の原因にもなるため、からだをリラックスさせる時間を作ることが大切です。
5.高速道路を運転しているときに体調が悪くなったら
高速道路を走行中に突然体調が悪化すると、一般道に比べて停車や車線変更が難しいため、どうしたらいいか分からない方もいると思います。高速道路はスピードが速いだけでなく、インターチェンジやサービスエリアの位置が限られているため、すぐに降りたり休んだりできないという点がデメリットです。そのような状況の中で体調が悪い状態で運転を続けると、わずかな操作ミスや反応の遅れが大事故につながりやすく、複数車両を巻き込む多重事故を起こしやすくなります。
高速道路上で急激に症状がひどくなった場合は、近くのサービスエリアまたはパーキングエリアまで無理のない速度で走行し、到着後ただちに停車して休むことが大切です。吐き気やめまいがある場合は病院を受診するか、同乗者や家族に連絡して来てもらうなど、安全を最優先に行動することが大切です。
6.病気になったら運転は再開できる?
大きな病気やケガから回復した後に運転を再開する場合は医師のアドバイスを受け、運転するかの判断をすることが大切です。例えば、脳卒中や心疾患、てんかんなどの発作性疾患を経験した方は、退院後すぐに運転が許可されるケースと、一定期間の経過観察が必要なケースがあります。過去に運転中の発作で事故を起こした方が、再び発作症状で事故を起こすことがないよう、医師からの指示に従うことが重要です。
また、日本では免許更新の際に健康状態の申告が義務付けられており、虚偽の申告を行うと法的なペナルティを受ける可能性があります。既往症は正しく申告し安全第一で運転することが必要です。
7. 体調不良のまま運転を続けないことが大切
体調がすぐれない状態での運転は、事故のリスクを大幅に高めるだけでなく、ご自身の症状を悪化させてしまう恐れもあります。特に長距離移動や高速道路の走行では、一度走り出すと途中で休憩できる場所が限られるため、身体への負担も大きくなります。急いでいる時ほど無理をしやすいものですが、万が一事故を起こせば、自分や同乗者に加え、周囲の人々にも深刻な影響を及ぼす可能性があります。
倦怠感や頭痛、めまいなどの体調不良を感じた際には、速やかに運転を中断する判断が求められます。その際、同乗者に運転を代わってもらうほか、運転代行の利用も有効な手段です。安全に目的地へ到着するためには、体調を最優先に考える姿勢が欠かせません。
那覇市で運転代行なら
那覇市・宜野湾市で運転代行をお探しでしたら「Sunny運転代行」をご利用ください。24時間受付対応しております。那覇市、宜野湾市、北谷町で20分以内の迅速な配車に努めております。
《この記事の監修》
Sunny運転代行